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ハッカ精油と薄荷脳

ハッカ油&薄荷脳(はっかのう)の効果と使い方

ハッカ精油と薄荷脳

北海道北見の特産品「ハッカ油」。ハッカとはミントの和名で、 無色透明、さらっとしていて水にも溶けやすい油です。ペパーミントの精油と比べると、 甘さがなく、深くしみわたるような鋭い香り。これは、ハッカのメントールという 成分がペパーミントの約1.5倍含まれるためで、よりすっきりとした清涼感があります。

ハッカ油の効果
消炎・発汗・麻酔作用・解熱・吐き気・乗り物酔い・消臭・虫除けなど

ハッカ油は少量なら肌に直接ぬってもOKな精油なので、いろいろ便利に使えます。 私は、頭痛や肩こりがあるときにぬったり、お風呂に入れて入浴したり、下駄箱の消臭などに 使っています。特に、痛みには効果てきめん!ハッカ油には軽い麻酔作用があり、痛みを脳に 伝えるのをブロックするため、痛みがとれて楽になります。まるで、湿布をしているかのような スーッとした感じがあり、ぬった部分がジンジンしてきます。かなり長い時間効きますよ〜。

  ス〜ッとするこのヒンヤリ感がたまらない♪    

また、特徴的なのが冷却作用で、ハッカ油を肌にぬると、 体自体の温度は下げず、冷感作用だけが働きます。これは、ハッカののど飴を口に入れると、 一瞬冷たく感じるのと一緒で、神経だけに作用して脳に勘違いさせるのが理由だそうです。 夏の暑い日にハッカ風呂に入ると、ヒンヤリ。日焼け後のケアにも気持ちいい〜! ぬると体の中があたたまり、外側は冷える、不思議な精油です。

ハッカ精油と薄荷脳

これは、ハッカ油に含まれるスーッとする清涼感の素「薄荷脳(はっかのう)」です。 ハッカの精油を冷却して、メントールの成分を結晶にしたもので、ひと言で言うとメントールのかたまり ですね。 私はこれをお風呂にポトンと入れたり、足浴や手浴にも使います。クローゼットや下駄箱のすみに 置いておけば、消臭や防虫にも。 薄荷脳を水につけておくと、結晶がじわじわ溶けてハッカ水ができます。

ハッカ油の使い方の例

・ 肩こりや筋肉疲労には、ハッカ油数滴を直接つけたりマッサージをする
・ 紅茶にハッカ油をほんの少量をまぜるとミントティーに
・ 煙草のフィルターに少量をつければメンソール煙草に
・ 洗面器の水にハッカ油を入れて、爽やか殺菌おしぼりを作る
・ 入浴や手浴足浴には、ハッカ油を数滴お湯に入れるとあたたまる
・ 眠気覚ましにハッカ油ほんの少量をこめかみにつければスッキリ
・ 鼻づまりには、お湯をはったマグカップにハッカ油を入れて蒸気吸入する
・ うがいや口臭には、コップ1杯の水にハッカ油を1滴いれ口をすすぐ
・ 日焼け後やほてりには、ハッカ油を加えたスプレーを作ってスプレーする
・ 洗濯には、すすぎのときにほんの数量を入れるとイヤな匂いがしない
・ 虫除けには、ハッカ油数滴を直接つけたり、スプレーを作る

※市販の殺虫剤では効かないアブやハチにも、ハッカ油は効くそうです